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金メダルの仏教国的喜び方   


アテネオリンピック重量挙げで,タイのポルサク選手が同国女子選手と
してオリンピック史上初めての金メダルを獲得.

同選手の殊勲をたたえ,政府は2000万円近い報奨金を与えることを
決定.
彼女はお母さんのためにコンビニをプレゼントすると語り.親思いの敬虔
な仏教徒らしさを見せた.一方,彼女の父親は,娘に栄光を与えてくれた
のは仏様のおかげと,仏門に入ることを決意.
敬虔な仏教徒はやることが違う.

また,ポルサク選手は12日に誕生日を迎えた女王に金メダルを贈呈する
と語った.女王は72歳.タイでは12の倍数を尊ぶとのことで,敬虔な
仏教徒である国民は拍手を送っている.

こういう国では政治家も敬虔な仏教徒のはずだが,現地に行っていた同国
の副首相は,ポルサク選手の金メダルを持って早々と帰国し,閣僚に見せ
て回っているそうだ.本人は,「メダルのレプリカを作るために借りて帰
った」と話しているそうだが,少なくとも女王への贈呈とは関係のない軽
率な行動のようだ.

これには,選手の喜びを無視する慈悲のない行いと,国内の敬虔な仏教徒
から怒りの声が上がっているが,反省した副首相が仏門に入って修行する
との情報は今のところない.

by t-globe | 2004-08-18 23:00 | Sports

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