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二転三転,勘違い   

これはすごい事故です!
  Fiery crash levels Calif. interchange
 (USA Today)

こちらもちょっと慌てて読んでしまいました.
まず「フェリーの衝突か」と思って読み始めると,冒頭は
 A gasoline tanker crashed and burst into flames

あれ,フェリーじゃないの? と見直すと "fiery",fire(火)の
派生語です(発音も『ファィァリー』)から,何かが衝突して炎上
したのです.

主役は gasoline tanker,しかしカリフォルニア州にある
オークランド・ベイ・ブリッジは何度か渡ったことがあります
が,タンカーがぶつかるような高さではありません.

変だなあと思いながらも,事故の描写の凄まじさに目が行きます.
 creating such intense heat that a stretch of highway melted
 and collapsed.

私には,intensive training(集中訓練)と言う時のような
intensive は身近でも,intense は自分の working vocabulary
ではありません.「高熱」を intense heat と言うのですね.
これはメモ.

とにかくあまりの熱さに,ベイ・ブリッジを渡り切ったあたりの
高速道路の立体交叉の部分が溶けて崩落してしまいました.

炎は200フィート,つまり60メートルもの高さまで燃え上がる
ほどでしたが,
 but the truck's driver walked away from the scene

え? 「トラックの運転手」がその場から逃れた(軽いやけど
はしたそうですが)...?
それも the truck's driver ですからここまでの部分に登場して
いるはず.

ということは,the truck = a gasoline tanker,つまり事故
を起こした tanker とは船ではなく「ガソリンタンクを
積んだ車」,つまりタンクローリーだったのでした.

これで意味が通ってすっきりした.めでたしめでたし
...のわけありませんね,こんな大事故で.

不謹慎な発言の口直しに,冒頭の level はいかにも「見出し」的
な表現ですね.
平らにする→ぺちゃんこにつぶす→「倒壊させる(destroy)」と
いう意味で使っています.

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by t-globe | 2007-04-30 23:02 | メールマガジン&英語

Six Feet Under   

今日配信した「斬れる英語」で,82歳の元ミス・アメリカが自分の農園に侵入した男をピストルで撃退したニュースをご紹介しました.
 Armed Miss America 1944 stops intruder(USA Today)

以下,彼女(ビーナス・レイミーさん)の発言を追ってみると
 Ramey said the man told her he would leave.
 "I said, 'Oh, no you won't,' and I shot their tires so they couldn't leave."

ここはメールマガジンでの説明では読み間違いのために脚色しすぎました.過去に倉庫から古い農機具が盗まれたことがあったのですが,この男自身はまだ物色中だったようです.そこで「命までは取らないよ」はちょっと言い過ぎで
 「あ,すぐ出て行きます」
 「だめよ!」
という感じで,逃げられないように車のタイヤを撃ったのですね.
 "I didn't even think twice. I just went and did it," she said.
 「何も考えませんでした.ただ出ていって撃ったのです」

そしてきわめつけは次の発言.
 "If they'd even dared come close to me, they'd be 6 feet under by now."
 「ちょっとでも近づこうものなら,今ごろ『6フィート・アンダー』だったわね」

これは,アメリカのドラマに詳しい Ken Adamsさんあたりはすぐわかると思いますが,私は「何?」でした.

Six Feet Under はアメリカで2001年から2005年まで放映されたテレビシリーズで,エミー賞やゴールデングローブ賞も受賞している有名ドラマ.日本でもCS局「Super! drama TV」で放映されていて,5月から第4シーズン12話が始まるそうですね.

このドラマは葬儀屋一家の話で,各エピソードの冒頭では,誰かが死んでその遺体が持ち込まれるということ.つまり,レイミーさんは
 「ちょっとでも近づこうものなら,今ごろ葬儀屋行きだったわね」
と言っていたのです.

こういうことがわかった時は楽しいですね!
それにしてもさすがにミス・アメリカ.容姿の美しさだけではないようです.決断力とユーモアのある洒落た会話が素敵ですね.

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by t-globe | 2007-04-22 13:17 | メールマガジン&英語

お待たせしました!5月号   

そろそろNHK語学講座の5月号が書店に並び始めました.
4月号は紛らわしさと色(からし,菜の花,カレー,いろいろありました)がかなり顰蹙を買い,どうするかと思ったら色を変えてきました.
4月号(中)と並べてみました.
a0031505_1225449.jpga0031505_123455.jpga0031505_1261520.jpg他の言語は比較的わかりやすいです.一番右はハングル.


ところで今回の「上級」はいつもと違うパターンで,いわゆる会話のテキスト風ではありません.「まとまった内容を話す」というのがコンセプトです.

日本人が英語を学ぶ動機として,「中学時代から費やした時間を無駄にしたくないために,特に何の目的もなく英語の勉強を続けている」場合が多いという指摘は,英語学習者には耳が痛いところですね.

番組のスタイルはちょっと退屈(ただし私はCDでしか聴かないので,ラジオの番組はどうかわかりません)ですが,5月もトピックは面白そう(料理)なので続けてみます.

私は朝の電車の中でCDを聴くので,1つでも2つでも発見があれば,それこそ時間はムダにはなりません.できるだけ英語の部分はCDについて口を動かすようにしています.聴く時はテキストを見ませんが,いわゆる「保持能力」をつけたいと思えば,先に読んでおくのがおすすめです.

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by t-globe | 2007-04-19 01:48 | メールマガジン&英語

effective or efficient?   

当ブログの名前 Effective English はメールマガジンの副題として付けたものですが,「使える英語」というイメージです.

effective と混同されがちな単語に efficient があります.英和辞典を引くと中心的な意味は
 effective 効力があって,有効で
 efficient 能率的な,効率のよい
ということになっています.何となくイメージの違いはわかるな,という気がしますが,この2つの違いを BBC Learning English(Ask about English)で調べてみました.

すると,どちらも work(機能する)という意味が基本ですが,effective ではそれによって "produces the results that were intended",つまり「結果を出す」というところにポイントがあります.
  These tablets really are effective. My headache's much better now.
 この薬はとても良く効きます.頭痛がずっと楽になりました.

一方 effecient の場合は "in a well-organised way, without wasting time or energy",要するに「ラクラク,省エネで」ということですね.
 This engine is really efficient, it can run for 30 km on only 1 litre of fuel.
 このエンジンは本当に燃費が良くて,リッター30キロは走ります.

私のメールマガジンは決して省エネではないので(むしろもっと効率を上げたいくらい),やはり Effectiveでよかったのかなと思います.

なお,このページには effect と affectの区別も出ていました.普通には effect = 名詞,affect = 動詞と覚えておけばいいようですね.
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by t-globe | 2007-04-14 10:12 | メールマガジン&英語