<   2007年 02月 ( 6 )   > この月の画像一覧   

「いちごアセット」   

Fund prevails in proxy battle
(asahi.com 2007/2/23)

この人のインタビューは一般のテレビでも放映されたのでしょうか?外国運用会社の社長(アメリカ人)の見事な日本語.私は会社の Bloomberg TVで見ました.最初は声が聞こえず,画面を見ただけで「あ,この人日本語で話してる」とわかるほどでした.

少し堅い話になりますが,この記事の冒頭には
 A midsize steelmaker lost a proxy battle with a U.S. investment fund.

「東京鋼鉄」という中堅鉄鋼メーカーが,米系ファンドとの"proxy battle",つまり「委任状争奪戦」に負けた,と書いてあります(proxy fight と言うこともあります).

株主総会に出席しない株主は,会社あての委任状を出して,議案に対する「賛成・反対」を一任するのが普通です(マンションの管理組合総会と同じです).会社はこれで圧倒的多数を確保して,議案を通します.しかしこの委任状が議案に反対する株主への一任になると話が違ってきます.そこで委任状の取り合いが起こりますが,今回は
 the management's proposal to become a rival's subsidiary was voted down.

東京鋼鉄に投資していた「いちごアセットマネジメント」というアメリカの運用会社が,同業との合併条件を不満として,一般株主から十分な数の委任状を取り付けました.その結果,合併提案は否決されてしまいました

これは,
 It was the first time a major Japanese company's merger proposal was voted down by an investment fund after a proxy battle,
という意味で日本では画期的な事件でした.

ところで,今回の本題は,「いちごアセット」のスコット・キャロン代表の見事な日本語です.在日18年,そのほとんどがモルガン・スタンレーでの株式営業だそうですが,敬語までバッチリ.自分の英語はとてもあそこまで追いついていないことを痛感しました.普通の敬語だけでなく,「株主様」なんて会社言葉まで.

きわめつけは「いちごアセット」のネーミングです.
Strawberry ではありません.
「一期一会」の「いちご」だそうです.
そしてあえてこれを平仮名で書くところがいいですね.


この記事は気に入りましたか?
人気ブログランキング参加中 ← ここをクリック!
[PR]

by t-globe | 2007-02-27 23:25 | ニュース

最悪のアメリカ大統領は誰?   

USA Today がこんな特集をしていました.
  ↓
10 Worst Presidents

アメリカの政治チャンネル "C-Span",代表的な経済紙 "Wall Street Journal" など5つのメディアや調査機関が過去に実施した,「最悪の大統領は誰か?」というアンケートを平均したのがこの記事.それぞれ調査の時期はばらばらで,1996年(2つ),1999年,2002年,2005年.ブッシュ現大統領の就任前のデータもあるということで,
It's too soon to judge the current one, but for past leaders, the verdict is in.
(現職の判断にはまだ早いが,過去の大統領については評決が下った)

という結果を発表しています.
アメリカ史に興味のある方には,とても面白いでしょう.
残念ながら私はそんなに詳しくないのと,「ダメな」大統領だけにあまり歴史に残っていないということもあるのでしょうか,結構知らない人がいます.

面白いのは,前書き(Introduction)にある,次のくだりです.
The years before the Civil War produced an era of failure: Six of seven presidents who served from 1841 to 1861 made the list.
(南北戦争に先立つ時期は失敗の時代だった.1841年から1861年までに務めた7人の大統領のうち,6人までがここに名を連ねている.)

南北戦争というのは,指導者不在の停滞を打開した出来事でもあったわけですね.
記事は全部たどっていくと10ページを簡単に超えてしまいます.
とりあえずこのトップページで「知ってる人いないかな?」くらいの気持ちで楽しんでくださいね!

ところで,少し前に書店で
「歴代首相の経済政策全データ」(草野厚) 角川書店
という新書判の本を見かけましたが,けっこう面白そうでした.
経済政策というタイトルですが,政治史全般といった趣です.
こちらも,ご興味があればどうぞ.

この記事は気に入りましたか?
人気ブログランキング参加中 ← ここをクリック!
 
[PR]

by t-globe | 2007-02-19 22:19 | ニュース

AFNの日本人アナウンサー   

かなり昔,まだAFNがFENという名前だった頃,窪田ひろ子さん
という日本人アナウンサーがいました.当時私は学生でしたが,
これが日本人かと思うほど見事な英語で,簡単な日本語のフレーズ
紹介などしていました.(最初,FENから突然日本語が聞こえた
時にはとても驚きました)

彼女に代わって,今はヒサノ・ヤマザキさんという女性が時々
登場します.時々といっても毎日枠を持っているようです.
それはおすすめのイベント紹介で,必ず地名など日本の固有名詞
が出てきますが,彼女はそれを「日本式」に読みます.

例えば今日も「お台場」の話でしたが,ネイティブ(そしてかつて
の窪田さんも)なら「オダイバ」となりますが,彼女は決して
そのように読みません.これがとても気に入っています.

たしかに,英語のリズムはそこで崩れてしまいますが,もともと
そういう日本の名前なのですから,いいと思いませんか?

もちろん,最初と最後に
 "I'm Hisano Yamazaki"
という時も,「ヒサーノ」なんて言いません.

人気ブログランキング参加中 ← ここをクリック!
[PR]

by t-globe | 2007-02-13 01:02 | メールマガジン&英語

『リーダーの英語』オフ会に行ってきました   

正確には,『リーダーの英語』(コスモピア)の共著者である「ツル先生」こと鶴田知佳子先生(東京外大)と「柴ちゃん」こと柴田真一さんが,それぞれ発行されているメールマガジンの読者の合同オフ会として企画されました.
 同時通訳の現場から:ツル先生のとっておき表現
 http://www.mag2.com/m/0000160059.html
 実践金融英語講座
 http://www.mag2.com/m/0000111738.html

a0031505_16214058.jpgリーダーの英語(鶴田知佳子・柴田真一)
お2人の著書『リーダーの英語』は,表紙のヒラリー・クリントン,トニー・ブレアなど「伝えること」の達人の生音声のCD付き.おすすめです.


かたや同時通訳,かたや金融英語というテーマのはっきりした
メールマガジンの読者が20人ほど集まり,活発な会話でとても
盛り上がりました.

目立ったのが(自分もそうですが)金融機関にお勤めの方.柴田
さんのメールマガジンは,とてもわかりやすいですが,レベルは高い
です.読者の皆さんは金融の知識がベースにあり,「英語」に集中
してこのメールマガジンを役立てているという印象でした.

そこで思ったのは,「英語」と「英語を使った何か」を一緒に取り
組むのは動機付けとしてはいいですが,やはりその「何か」をある
程度知っていた方が英語の進歩が早いということです.

極端な話,ふだんでも関心のある分野について『讀売新聞』と
『デイリーヨミウリ』の両方のサイトに出ている記事を選び,日本語
で読んでから英語で読むというような形が,ストレスなく英語に集中
できるので.楽な上に効率的です.例えばこんな記事.
 「たのみのツナ」切るカッターの刃、ニチロが自主回収(讀売)
 Nichiro to recall tuna after blade found in can(Yomiuri)

必ずしも讀売でなくても,スポーツ好きな方なら「松井3安打5打点」
というような記事を日本の新聞(またはサイト)で読んだら,もっと
詳しく知りたいと思ってスポーツ新聞のサイトをサーフィンしますね.
その時にNew York Timesを入れるといったことでもいいのです.
これだと単語もずいぶん簡単に覚えられます.


人気ブログランキング参加中 ← ここをクリック!
[PR]

by t-globe | 2007-02-10 17:08 | メールマガジン&英語

チョコレートは「目の毒」?   

「スニッカーズ」「マーズ」などを作っているマスターフーズ社が
このほど広告に関する大胆な方針変更を行ないました.
(Fox News)

それは,
 Masterfoods has decided to cease global marketing of candies
like Snickers and Mars bars to children younger than 12.

大人にも子どもにも人気の高いチョコレート菓子類については,12歳
未満を対象にする宣伝をやめる.それも世界的にです.日本でも売って
いますね(よく駅のKioskでスニッカーズを買います).

理由は
 over concerns about childhood obesity(肥満)

小児性肥満の原因になるという心配があるからというのです.同社の
声明を改めて引用します(内容としては最初の文と同じです).

 "We have decided to make an official policy change to a
cut-off age of 12 years for all our core products."

cut-off (cutoff と続けることが多い)は cut-off date(締め切り日)の
ように使われますが,このような「区切り」でもよく出てきます.

子どもに広告しないということは,例えばテレビならば日中にCM
を流さない,ということになるのでしょうか.

肥満と言えば必ず話題になるマクドナルドなども,いつか夜9時を
過ぎないとテレビに登場しないという日がくるのでしょうか?


人気ブログランキング参加中 ← ここをクリック!
[PR]

by t-globe | 2007-02-06 06:34 | メールマガジン&英語

ホールインワン! 次の瞬間...   

AFN(American Forces Network)で流れていた Paul Harvey
のニュース解説の最後に,こんなエピソードがありました.

台湾の50歳のゴルファーが,ホールインワンを達成.
ところが次の瞬間,

 Then he lost memory completely.

そう.記憶喪失になってしまったのです.
歓喜があまりに強すぎたのでしょうか.
 He's in hospital, but still doesn't remember.

たしかにびっくりするような,そして可哀想な話ですが,
「記憶喪失」は amnesia と言います.
『アムニージア』といったような発音ですが,Paul Harvey氏は
このエピソードの中で一度もこの単語を使っていませんでした.

He lost memory, で立派に通じてしまいます.名詞を使うのなら
loss of memory.ネイティブでも人によっては amnesia の方が
わからないかもしれません.学術書とか,新聞・雑誌の科学面の
記事には amnesia が出てきますから,その時に覚えるくらいの
つもりがいいです.

英語を簡単に考えて,易しくて正しい英語の文をたくさん吸収
すればいいのですね.


人気ブログランキング参加中 ← ここをクリック!
[PR]

by t-globe | 2007-02-01 08:52 | メールマガジン&英語