カテゴリ:メールマガジン&英語( 240 )   

自爆   

「米に出張中の日本人男性、機内で「自爆」と書き拘束」(NIKKEI NET)

米ユナイテッド航空機内で,日本人男性(60)が紙に英語で
「自爆」と書いているのを別の乗客が見つけた.通報を受け
飛行機はシカゴのに引き返し,男性は警察に拘束された.
ところが,彼は新聞で見た「自爆」という単語を辞書で調べ
るために書き留めただけとわかり,釈放.

電子辞書ならよかったのだろうか.今のアメリカではそれ
すら見とがめられてしまうかもしれない.
それにしても,見つけた人はどこの国の人だったのだろう.
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by t-globe | 2004-08-03 02:37 | メールマガジン&英語

"Shove it"   




翻訳について。以外に難しい翻訳。 にトラックバックしています.

アメリカ民主党のケリー大統領候補夫人,テレサさんが保守系記者に
対して "Shove it" と言ったことを,新聞が一斉に「くそくらえ」という
表現で報じた.
これは,例えば彼女が
  I am Teresa.
と言ったのを「おれはテレサだよ」と訳すのと同じ次元の誤訳だと思う.
そうでなければ,目立つ見出しを狙ったのかもしれない.

たしかに,いい表現ではないし,男性であれば「くそくらえ」と訳される
場面ではある.しかし男性か女性か,大人か子供か,といった区別は
翻訳を業務として使う立場にあるならば当然注意を払うべきところだ.
たしかに,テレビで見る限り夫人は失礼ながらエレガントとは言えな
いし,ものの言い方も非常にはっきりした田中真紀子タイプだが,それ
にしても辞書でトップに出てくる「くそくらえ」がこの場合適当だった
だろうか.

さきほど見たNHKのニュースでは,その言葉をかけながら,彼女は相手に
背を向けて歩き出していた.
字幕は「ほっといてよ」だった.

NHKの方に,当然持つべきセンスを感じる.
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by t-globe | 2004-07-29 00:29 | メールマガジン&英語

続・日本の辞書の値段   

先日,日本の辞書の値段は高いと書いた.

決して前言訂正ではないが,非常にコストパフォーマンスの高い辞書がある.
それは電子辞書.思えば最初に発売した時の名前は「電訳機」.
使ったことはないが,持っている人がいたので見たが子供だましに近かった.
別に使う必要もなかったためにずっと敬遠していたが,最近の機種を見て
目を見張った.例えば,
 英和辞典:ジーニアス英和大辞典,リーダーズ英和,リーダーズ・プラス
 英英辞典:ロングマン現代アメリカ英語辞典
 類語辞典:ロングマン・ロジェ・シソーラス,ロングマンアクティベータ
 和英辞典:ジーニアス和英辞典
 用例辞典:新編英和活用大辞典(!)
 日本語 :広辞苑,逆引き広辞苑,漢字源
などが入って,実売価格は3万円を切る.(定価は4万8千円)

絶対額としては決して安くはないが,CD版で最初に出た「リーダーズ+
プラス」を2万8千円で買ったことを考えると,破格に思える.
もっとも,最近仕事で英語を大量に読むようになったので,改めてその
価値を実感しているということで,そうでなければやはり「高い」と思った
ことだろう.

事実,私はいわゆる「汎用機」というものには関心がない.
これは,国語系がもっと多く,百科事典や家庭医学事典,外国語は
「トラベル英会話」5カ国分といった感じで,全て合わせると30種類以上
の辞書を備えるものだ.

どのようなタイプにしても,通常それを備えておけない環境で使えると
いうのは,ニーズさえあれば貴重だ.書籍版の辞書にはその付加価値が
ないから高いと感じる.電子辞書の場合図版はほとんどないが,図版
ならばGoogleのイメージ検索で何倍も出てくる.

書籍の辞書はいつか駆逐されてしまうかもしれない.
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by t-globe | 2004-07-22 03:57 | メールマガジン&英語

ヘッジファンド   

このところかなりテーマに脈絡がなくなっているが,明後日配信予定の
メールマガジンで,アメリカのヘッジファンド規制の記事を使おうと思う
ので,今回は関連コメント.

http://www.ueda-net.co.jp/hb/jpn/faq/market/faqhedge.html

このサイトを見て少なからず驚いた.
書いているのは日本でも有数の歴史を持つ為替・金利商品ブローカー.
現在はもっと大手のブローカーに統合されているので,このページもすでに
更新を止めたようだが,それでも2003年の記事で,ヘッジファンドを
 『高い収益を目標とした投機的な「投資信託の一種」』
と定義し,続いて.
 『投機の手法はコンピューターを駆使....』
と,ヘッジファンド=投機 という構図で説明している.
しかしこれは非常に一面的な古い感覚の記述で,誤解を招く.

そもそもヘッジとは,リスクを軽減するものだ.
一般的な投資は,株や債券を保有するので,下げ相場では損が出る.
これを防ぐために,資産を保有すると同時に先物の売りを立てて, 
下落リスクを軽減するのがヘッジファンドの基本.
こういう性質を持つからこそ,最近は年金資金もヘッジファンド運用を
している. 彼らは決して投機目的の投資はしないものだ.

ただし全てが品行方正な投資ではない.
動機はどうあれ,先物の売り買いは規模が大きくなりがちで,
それが,市場に影響を与えて利益を得ようとする動機になることは
事実.また,制度的に広く一般に投資家を募るものではないため,
マス商品ほど規制が厳しくなく,ブラックボックスも生じやすい.

このサイトに出てくる「クオンタム」「タイガー」といったファンドが
一世を風靡したのは90年代後半まで.
今ではクオンタムは投資方針を変え,タイガーは閉鎖してしまった
と言えば,「古い感覚の記事」と私が言う意味がわかると思う.
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by t-globe | 2004-07-15 03:11 | メールマガジン&英語

メルマガの裏知識   

あえてトリビアとは言わずにおこう.
知っている人には珍しくも何ともないので.

私の発行しているメルマガが,200号を迎えた.
よく続いたものだと自分が感心している.

記念に,と言うわけではないが,これから発行しよう
と思っている方のために少しは役に立ちそうなことを
いくつか.

1.(特に「まぐまぐ」は)最初が肝心
 どのメルマガでも発行手続きをして紹介サイトとか
見本を登録すると,読者へのニュースで知らせてくれる.これを見て
面白そうだと思う方が購読申し込みをする.「まぐまぐ」の場合,
最初の一週間の申込数ランキング上位を発表する.私のマガジンは
何がうけたのかこの時8位にランクインしていた.するとその日から
読者数が爆発的に増えた.
そしてもう一度,今度は発行から1ヶ月間のランクがまた発表された.
1週間目のジャンプアップのおかげで1か月目もまたランクインした.
考えてみれば,このシステムだと1週間でトップテンに入れば,次の
ランクインも半ば約束されたようなものだ.つまり最初にどれだけ
目を引くと,1か月でたくさんの方に読んでもらえるようになる.
「まぐまぐネズミ算」とでもいいたくなるシステムだ.

2.「まぐまぐ」は突然部数が激減することがある
 エラーアドレスの一括解除というのを定期的に行っているため.
一定期間以上にわたってメールマガジンが不達でまぐまぐへ返送
される読者のアドレスを,原則として毎週月曜日に一括解除する.
削除件数が多いときは数日間かけて解除とのことで,最近も2週
間で120部以上減っていた.このウェブログにも遊びに来て下さ
る,じゅんこさんに「三誌で約2400部」と宣伝した直後だった
ので,今や2300を割っている.(じゅんこさん,決して誇大宣伝
ではありませんでした)

3.「まぐまぐ」「Melma!」「Macky!」の長所・短所
 まず,読者数はやはり「まぐまぐ」がダントツ.現状ではこの
順番で,15:3:1 というところ.
 次に,配信するときに「まぐまぐ」は原稿の段階で自分の
メールアドレスに試験配信され,これを見て修正できる.
ただし,三誌とも本番配信は日時の予約ができるが,これをした
後で修正しようとすると,「Melma!」「Macky!」は編集画面に
入って簡単にできるが,「まぐまぐ」は一度キャンセルして
最初からやり直さなければならず,結構面倒.
 もちろん,いずれの場合も予約時間が過ぎて配信された後は
直しようがないのは言うまでもない.

4.「Melma!」は1周年,2周年というタイミングで宣伝を
してくれるので,小誌も1周年には25%くらい伸びた.

5.「Macky!」には自薦もOKの宣伝スペースがあり,私も
一度使ったが大した効果はなかった.Melmaの場合と比べると,
やはり読者も判断しているのだと思う.

長くなるのでこの辺で.
お役にたちましたか?
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by t-globe | 2004-07-13 00:54 | メールマガジン&英語

辞書の価格   

a0031505_11246.gif常々不思議でたまらないのが,日本の辞書はなぜ
あんなに高いのかということ.
例えば「リーダーズ英和辞典」は収録語数27万だが,
書籍だけで8000円くらい.一方,昨年出た Merriam
Webster Collegiate 11版も語数は20万を超え,
立派なハードカバーの本で,インデックスは指掛け式..
Win/MacハイブリッドCDが付いて,Websterの有料サイト1年間無料.
それで定価3800円.(アマゾンなら2500円ちょっとだった)

英和の場合,いうまでもなく他言語にする作業だが,自国語の辞典は半分
以下のコストでできるとは考えにくい.「広辞苑」「大辞林」が共に7000円
台というのを見ても,日本の権威ある辞書の相場はこの辺りなのかな,
ということで,問題は内外価格差なのではないかと思ってしまう.

「英辞郎」のような実用的な辞書が手軽に使えるようになり,ちょっとした
用ならこれで足りるようになると,学術的にしっかりした辞書は,そこに固有
の価値を認める人向けに価格設定しておけばよく,その結果値段は下が
らないのだろう.

ディスカウントリカーショップで7000円で買えるお酒を,贈り物のために
三越で1万円出して買う人がいる.買う人がいる限り,その価格は正当だ
と主張できる.それと同じことかもしれない.
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by t-globe | 2004-07-12 01:14 | メールマガジン&英語

small of the back   

6月19日のメルマガで,アルカイダに拉致されていた米国人男性が
首を切断されて殺害された記事をとりあげた.
この記事にはテレビに映った遺体の生々しい描写がある.

The two others showed a beheaded body lying prone
on a bed, with the severed head placed in the small of
his back
.

ここで,the small of his back というのは腰の「くびれ」の部分.
うつぶせになった遺体の腰のくびれのあたりに切断された首が置かれ
ているのを,他の二人が見せたということ.
a0031505_14340.gif
           (くびれてるかな?)

small は語源をたどると「幅が狭い,細い」の方が先で,「小さい」
という使い方はやや遅れて生じたらしい.名詞としてはこの表現に
その意味が残っている.Googleで検索するとラブシーンめいた場面
がよくヒットするが,こうした記事にも出てくるように,正しい表現
であることはたしか.覚えておいていいだろう.
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by t-globe | 2004-07-04 17:18 | メールマガジン&英語

fishing expedition   


明日(というより零時を過ぎたので今日)発行のメルマガは,
米国の出会い系サイト業界を扱ったTIME誌の短い記事から.

同業から引き抜いた9人の従業員に,会員データを持ち出し
たとして,前の会社から召喚請求が出た.そこで社長が
 "It's a fishing expedition."
と言うのだが,辞書には「法的尋問,探りをいれること」など
と出ている.このストーリーだと確かに,尋問など受け入れる
ことはできないと抗議しているわけだが,直訳すると「釣りの
旅」がどうしてこうなるのか.

いろいろ調べてみると,
 An investigation searching for evidence of wrongdoing,
 with no credible evidence of such wrongdoing
 available at the outset of the investigation

という説明があり,これでかなりわかったような気がした.

釣り堀は別として,ふつう釣りをする時には,そこに本当に
獲物がいるかわからないが,とりあえずここがいいだろうと
水中に糸を沈める.
expedition は単に旅というよりも,ある目的を持って整然と
行われる旅,例えば調査旅行などはそれにあたる.

つまり,証拠もないのに大げさに裁判所に召喚だなんてふざけ
るな,という社長の痛烈な皮肉がこの表現にこめられている.
そうしてみると,辞書の二つの訳はいずれもこの表現の一面
しか表していないことになる(と思う).
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by t-globe | 2004-07-02 01:11 | メールマガジン&英語

シャドウイング   

最近書店で「シャドウイング」の本を見かける事が増えた.これは語学の
学習法の一つ.
例えば英語を聞きながら,少し後についてその通り口に出すという方法.
なじみのない人にとっては,そんなことができるのかと思うだろう.
もちろんそういう場合もあるが,教材さえうまく選べば,決して不可能なこと
ではない.そしてこれは絶対に効果がある.
何度も繰り返せば,英語は頭に残り,話し方も自然と似てくるので,英語
らしいアクセントやイントネーションが身に付く.
経験のない人は,例えばNHKの「基礎英語1」のレベルから始めてもいい.
これならおそらく,「聞いた,わかった,付いて言えた」という満足感が味わえ
るだろう.
そのレベルではちょっと,という方ならば,もう少し内容のある物で,最初は
テキストを読みながら一緒に発音し,慣れたらその文をシャドウイングして
もいい.この場合はメルマガでもよく使うBBCの
  "Learning English"
がおすすめ.ここの Words in the News はテキストと音声,それに
キーワードの解説もあるので,ほとんど辞書いらずで内容をつかんでから,
シャドウイングの練習に入れる.

それにしてもメルマガでも何度もこのページを宣伝したことだろう....
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by t-globe | 2004-06-30 02:27 | メールマガジン&英語

Blogのアイデア   

とりあえず始めましたが,今のところ思いつくことが一つ.
メルマガを発行する時にいろんな英文の記事を読みますが,なかなか
いい表現に出会えない時もあれば,「これは!」というのがいくつも
見つかる時もあります.

後者の場合,困った時のために取っておくという手もあります.
しかしできるだけ新鮮なトピックをという方針なので,自分のストックには
しますが日の目を見ないということになります.これらは少しずつ
ホームページに載せ始めていますが,メルマガよりは短く
ここで紹介するというのもいいかな,と思っています.
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by t-globe | 2004-06-27 19:42 | メールマガジン&英語