Size Doesn't Matter.   

Friends protest Pluto's demotion
(USA Today.com 2006/9/2)

国際天文学連合(IAU)の「冥王星(Pluto)は惑星ではない」
という『格下げ』はずいぶん尾を引いているようです.

特に,冥王星を1930年に発見したクライド・トンボーという
科学者を生んだアメリカでは,強い反発は当分の間止みそうに
ありません.

トンボーは冥王星発見の25年後,1955年にニューメキシコ
州立大学に着任し,天文学部を創設した人です.そのため
1日には同大学で今回の決定に対する抗議集会が行なわれた
というのがこの記事.

こういう時,いかにもアメリカ人らしく参加者が揃いのTシャツ
を作って着て来ます.彼らの胸には
 Size Doesn't Matter (大きさは重要ではない)

この matter の使い方を習う時に出てくる典型的な例が
 It doesn't matter. = It is not important.
というものですが,今回のような例を見ると,やはり
 Size Isn't Important
と書くよりもインパクトがあるのを感じます.

be動詞を使った文は何となく弱い,という良い例でしょう.

肯定文でも,例えば
 Safety matters.
と言えば「安全が重要なのだ」とかなり強くなりますが,
 Safety is important.
では「安全は重要です」という感じで迫力不足.

「安全が」と強めたい時にこの matter の使い方に慣れていないと,
たいてい強調構文を使って
 It is safety that is important.
と言うことになります.
これだと,意味は通じても何だかもたついてしまいますね.

こういう時に,センスのいい先生なら強調構文と同時に
「この方が自然だよ」と言って matter の使い方を教えるのかな
と思います.

ところでこのトンボー氏,1948年にニューメキシコ州の自宅前
でUFOを目撃したという声明でも知られています.冥王星の発見
で国民を熱狂させた彼が今度はUFOを見たというのですから,
恐らく「UFOは確かに存在する!」と盛り上がったことでしょう.

この記事は次のような支持者のコメントで締めくくられています.

「クライド・トンボーはアメリカのヒーローだ.これだけでも,
冥王星を一人前の惑星としておくのに十分な理由になる」

そうです.この意気があれば,ディズニーのヒーロー(かな?)
プルートは間違っても格下げなどされないでしょう.
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by t-globe | 2006-09-03 03:30 | メールマガジン&英語

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