ラクダに乗って首相はご機嫌   

今日配信のメールマガジンでもとりあげましたが,任期切れが
間近な小泉首相のヨルダン訪問はすっかり卒業旅行ムードで,
隣の国が戦争の真っ最中だということはもちろん,つい前日まで
そこを訪問していたこともまったく頭にない様子.

金曜日(14日)にはペトラという旧い史跡に案内され,ラクダに乗って
はしゃぐ様子が写真入りで報じられました.
 Japan PM: From Elvis to Arab in just two weeks

Yahoo!ニュースはすぐに削除されてしまうので,我らが首相の
「緊迫の」中東外交の実態を記録に止めておきましょう.

記事はまず,2週間前に首相がアメリカでエルビス・プレスリーのまねを
していたことに触れた後,今度はペトラ遺跡で,伝統的な赤と白の帽子
をかぶってラクダに乗った時のことを紹介しています.

"A camel isn't comfortable," Koizumi quipped,
  「ラクダはラクじゃないね」 小泉首相はジョークを言った.

punning with the words for camel and "it's comfortable,"
  動物のラクダと「快適だ」を意味する言葉が

which sound the same in Japanese.
  日本語では同じ音になるのだ.

ペトラの遺跡は2000年以上前に彫られたということですが,ここは
『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』が撮影された場所であることが
紹介されています.首相にとってはそちらの方がずっと興味を引いた
のではないかということを,記者も感じ取ったのではないでしょうか.

そして話題は2週間前の訪米時に「グレースランド」(エルビス・
プレスリーの家)をブッシュ大統領に案内された時のことに;

Koizumi, who shares a birthday with Elvis,
  エルビスと同じ誕生日の小泉首相は

sang the opening line of an Elvis song
  エルビスの歌の出だしを歌い

and put on a pair of sunglasses Elvis had owned.
  エルビスが使っていたというサングラスをかけて見せた.

4日間の中東訪問はこのヨルダンが最後で,この後小泉首相は
サミットに出席するためロシアのサンクト・ペテルブルクに向かい
ました.

ちょうど同じ頃,国連では日米が提案した北朝鮮に対する制裁
決議案に関する緊迫した駆け引きの最中でしたが,ただでさえ
日本・アジアの情勢になじみの薄いヨルダンの人々の目には,
平和な国から首相が観光に来たという程度にしか映らなかった
ことでしょう.

早く「普通のおじさんに戻りたい」と思っているのでしょうね.
唯一,「首相」としてやりたいことは,靖国参拝くらいでしょう.
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by t-globe | 2006-07-17 08:54 | メールマガジン&英語

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