ハリケーンが熱低に "downgrade"?   

なぜ資本主義は暴走するのか にTB

勉強家の ichiyu さんは台風をついて丸善まで本を探しに
出かけたという.私はOAZOの丸善の隣のビルで,早く帰ろう
と思ったのに結局9時過ぎまでいた.

この台風は小型のわりに,箱根をはじめ各地で「観測史上
初めての雨量」などという記録を作った.
しかし今フロリダで吹き荒れているハリケーン「カトリーナ」は
最大瞬間風速210キロ/時(58メートル/秒)というからやはり
強烈(台風11号は最大25メートル/秒だった).

それでも,ロイターによるといったん上陸した時にはさすがに
 Katrina was briefly downgraded to a tropical storm
 (いったん勢力を弱め,熱帯低気圧になった.)

しかし再び海に出ると,
 but turned back into a hurricane with 100-mph (160-kph)
 winds
 (風速160キロ/秒のハリケーンに戻った.)

面白いなと思ったのは,この "downgrade".
一般的なのは会社などの「格下げ」.しかし熱低はハリケーンより
格が下というのも,わからないことはないが違和感がないだろうか.

downgrade は 「less important にする」 ことで,「格」という
日本語から入ってしまうとこじつけ気味の訳語を作るはめになる.
台風やハリケーンの場合は,その猛威による人々の生活への影響が
重要なので, downgrade は「勢力が弱まる」ならぴったりくる.
(別の言い方をすると,less serious という意味合いが強い.)

会社の格付けは投資家のためにあるので,downgradeされる会社
は財務内容が悪く投資対象として重要性が低いということになる.
こちらは with inferior quality = less important という感じ.
実際は低格付けの社債などは会社がつぶれさえしなければ
高利回りなので,「トリプルAの国債や社債なんてつまんないよ」
という投資家も少なくないが,これを重要性が低いと言うかどうか.
[PR]

by t-globe | 2005-08-27 11:16 | メールマガジン&英語

<< フライドポテトもタバコ並み? シキャク? >>