イソップ「カエルと牛」の話   

今日配信のメールマガジンで使った記事のタイトルが
 「カエルと牛」(The frog and the ox).

記事の枕で「変形」とことわって使っていた話は,自分の知っている
 「お母さん,牛ってすごく大きいんだよ」
 「え? これくらい?」
というストーリーとはかなり違っていた.

ちょっと興味が出て調べて見ると,どうも二通りあるらしい.

一つは,母子ストーリーとほぼ同じ.ただし親ガエルはお父さん.
例えば,これ(英文です).
父ガエルは破裂して死んでしまい,最後に「うぬぼれは破滅のもと」
という教訓がある.

もう一つは親がお母さんだが,

 子供のカエルが牛に踏みつぶされて死んでしまった.
 気付いて探す母親は,別の子ガエルから話を聞いて体をふくらます.
 しかし子ガエルに「破裂しちゃうから興奮しないでよ」と制止される.

というもので,例えばこれ(同上).
ここまで危機管理にたけた子ガエルは,ちょっと作りすぎの気がする.

なお,Economist誌が冒頭に使った変形とは,
 カエルが牛の横で自分の体を膨らませたのに牛に無視されたまま破裂した
というさらにかわいそうなもので,記事はアメリカとヨーロッパの話
 
カエル陣営(ヨーロッパ)から書いたにしてはあまりに自虐的な
変形に見えるが,実は「無視してる場合じゃないぞ」という,
牛(アメリカ)へのメッセージがある.

ヨーロッパはやはり深いというか,屈折しているというか,
果たしてアメリカ人に伝わるだろうか.
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by t-globe | 2005-06-05 15:31 | メールマガジン&英語

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