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マラソン渋井選手日本記録,しかし...   

2時間19分41秒という記録は立派なもので,彼女が
このタイムで走れるということは確かに証明された.
しかしあれほど最後まで男子選手が伴走しての記録
となると,ちょっと考えてしまう.

個人競技である以上,誰かと競って勝つ,あるいは競う中
で記録が出る,最初からぶっちぎりなら自分一人で記録
と戦う,というのが本来の姿のように思う。

もう一つひっかかるのが,男子をペースメーカーとして
使うこと。そもそも男女間で記録のレベルが違うことを
前提に、それを利用しているわけだ。おそらくこうして
できた記録を素直に喜べない女性もいるのではないか。

マラソンの記録と言っても,コースも気候条件も異なる
状況で出されるものだが,人為的に有利な条件を作る
のは,それとは意味が大きく異なり,そうでないレースの
結果と同列にして世界記録・日本記録とするのはやはり
釈然としない.

誤解のないように最後に繰り返しておくが、渋井選手
の記録は讃えられるべき立派なものだと思っている.

しかし,例えば「ペースメーカーありの記録」をそうでない
記録と分けるとか,せめてペースメーカーは中間点まで
とか,何らかの決まりを作るべきではないかと思った.

by t-globe | 2004-09-27 02:35 | Sports

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